【「中年の危機」症状一覧 男性編】

「中年の危機」になるとどのような症状が起こるのでしょうか。自分は男なのである程度は想像はできます。

「中年の危機」の女性の症状については基本的には男性と共通点が多いと思われますが、子供がいる方は一般的には「空の巣症候群」と言って子供が巣立ってしまって文字通り心も体も「空っぽ」になることがあるようです。

家事・子育てに全力を注いできたのに急に家からいなくなってしまったらそれは「空」になるのではないでしょうか。

寂しいですがいなくなった訳ではありませんし、いずれ配偶者、孫でも連れてくると思って自分の時間を取り戻しながら、節約して貯金でもしながら待つしかないかもしれません。

まずは中年の危機症状一覧「男性編」を整理しました。

・うつ状態になる。引きこもる。

・いきなり退職・転職・起業

・高額な衝動買い or 買い物依存症

・浮気、不倫などの性的な衝動

・変身・・アンチエイジング、髪染め、美容

・同人サークルなどの特定の趣味にいきなりハマる

・家出、海外移住、旅に出る

・Facebook、Twitterなど承認欲求が止まらない

・まとめ

 

・うつ状態になる。引きこもる。

「中年の危機」が悪化し、迷路に迷い込んでしまうと「精神的」に追い詰められ、食欲不振、睡眠不足を併発して、身体も弱って「うつ」状態になってしまいます。

 

会社や学校に行く気になれない、もしくは行く気持ちはあるけど身体がだるくて、重くて動けない。

会社に行っても仕事は山積みで、嫌みしか言わない上司、ウザイ同僚、生意気な後輩、自分勝手な顧客等に真面目に向き合っている人ほど会社に行くのがつらくなります。

布団から出れずに鬱々として、食欲もなく、睡眠不足。体調は優れず、嫌なことばかり考えて自己肯定感は低下する一方。

自分が必要とされていないだけでなく、悪口を言われて疎外されているのではないかと考えてしまう。

そういえば、あの時上司から言われた言葉は、自分を慰めているのではなくダメ出しをされていたのかもしれない・・。などと負の事ばかり思い浮かんでしまう。

負のサイクルに入ってしまうとなかなか抜け出すことは難しいと感じます。

 

急に「うつ」にはならないので、「うつ」状態になる何ケ月も前から精神的にはかなりきつい状況に置かれているはずです

そのきつい状況になんとか耐えながら日々凌いでいたと思いますが、徐々に心身はむしばまれて気が付くと「心の健康の基準値」を下回ることになります

この「心の健康の基準値」は人によって大きく異なります。「心の健康」は「疲弊」と「回復」を繰り返しながら、疲労が強ければマイナスに、回復が強ければプラスに転じることができます。

「心」はストレスで「疲弊」し、ストレス解消やポジティブな気持ちで「回復」します。

「身体」は食欲不振、睡眠不足で「疲弊」し、良質な食事と十分な睡眠、適度な運動で「回復」します。

「疲弊」が「回復」より強く、自身の「健康の基準値」を継続的に下回るとアラームが出て、そのうちに「うつ」状態になると思われます。

 

本サイトで紹介している即効性のある回復方法を試したり、自分で書籍やGoogle先生で調べて実践してみてください。

しかしそれでも簡単には解決できないこともあります。

自分でどうにも改善できなければ、心療内科に行くことを視野に入れていく必要があります。

時間が解決してくれる場合もありますが、「うつ」状態が悪化して本当に「うつ」になってしまったり、もっと悪化して引きこもって社会と断絶して、回復に多くの時間がかかるのはよくないと思います。

診療内科も敷居が低くなってきており、分かりやすいホームページもあるので思い切って調べて試しに行ってみるのも一つの手段です。

 

 

・高額な衝動買い「スポーツカー、バイク、ボート、釣り竿、ゴルフクラブ、服、時計など」。買い物依存症になる。

40代であれば人によっては多少自由になるお金があるかもしれません。

そのような人は後先考えずにこれまで我慢してきた欲求を爆発させて、衝動買いをすることがあるようです。

実際に私の取引先、知り合いでも衝動買いの人はいらっしゃいました・・。

中古のロードスターを購入された方、アメリカンバイクのハーレーを購入された方、ちょっと前に流行ったアドベンチャータイプのカワサキのバイクを購入された方、不動産投資をされた方、最新のゴルフクラブを一式新調される方など色々。

彼らが「中年の危機」であったかは伺い知れませんし、年齢的には40~50代の方でした。いずれにしても、皆さんのこれまでとは異なる突飛な行動であったことは間違いありません。

風俗にはまり散財した方もいましたが、この方も同様に何かタカが外れたのかもしれません。

 

・浮気、不倫などの性的な衝動に走る

「中年の危機」あるあるとしてよく例に挙げられるのは「男性が性的な行動に走る」という症状です。

30代以降になると20代と比較すると肉体的に衰えを感じて体を鍛え始めたり、それを誇示する延長で浮気や不倫相手を探すことがあるようです。

「男としてもう一度輝きたい」と言った気持ちや欲求が容易に向きやすいのがこの性的な衝動です。

既婚男性で会社・家庭の束縛が強いほど性的欲求への反動が強くでて浮気や不倫の沼から戻れなくなるのかもしれません。

世間でも不倫は結構話題になっているので自分にもチャンスがあるのではないかと思ってしまい、変な勇気を出して一歩踏み出してしまう人がいるのでしょうね・・。

 

・まとめ

「中年の危機」の症状は人によってさまざまです。

不安定な中年の心は複雑な反応により短期間のうちに色々な行動を起こすこともあるようです。

スポーツカー衝動買い、「いきなりステーキ」ならぬ「いきなり起業」、若い彼女を作る、茶髪にする、SNS始めるなどなど。身の回りにいませんか?

自分がそうだとしても簡単にその衝動を止めることはできません。

いままで自分の中で抑えてきた人生のモヤモヤや苦しみ、棚上げしてきた人生の意義、目的が「中年の危機」として一気に表に出てきたのですから。

後で後悔はあるかもしれませんが、自分の人生の一つの節目として認識してある程度は受け入れるしかないかもしれませんね。