「中年の危機」を発症するきっかけはどんな事柄でしょうか。
「中年の危機」は様々な要因が複雑に関連して発症しますが、ストレスフルな状況であることは間違いありません。
現代人にストレスのない生活なんて存在しませんが、40代前後の人がどのようなきっかけで「中年の危機」に陥るかまとめてみました。
「中年の危機」になる原因の第1位は仕事です。雇われの会社員や経営の厳しい自営業は日々苦しい思いをして溺れる寸前で仕事をして日々をこなしています。
仕事内容だけでなく人間関係も大きな問題です。以下が仕事、仕事での人間関係で「中年の危機」に陥るきっかけのリストです。
①リストラ、転職、転勤、異動、職場変更等(新天地への不適用)
⇒不慣れな環境でこれまでの常識が通用しない。最大級のストレス要因です。
②上司、部下、同僚、派遣等との人間関係(あほで困った奴ら)
⇒職場を変えない限り、今の辛い人間関係は終了しません。他人を変えることは難しく自分が我慢するしかないと考えてしまうと、ストレスMAXになります。
③仕事内容の変化(新しいことが苦痛で・・)
⇒40才前後になり新しいことを始めるのはきつい。慣れるまで時間もかかるし40才のプライドが邪魔をして分からないことを素直に聞くことができなくなっています。うまく行かない自分に対してもどかしく感じてストレスが溜まります。
④会社、外部環境の変化(会社が変化に対応できず競争力が低下するなど)
⇒会社や業界、外部環境が右肩下がりになってきており自分ではどうしようもならないことが迫ってきている場合もじわじわとストレスフルになります。
⑤トップマネジメントの変化(アホな経営者)
⇒④と似たような状況ですが、40才前後の自分は経営に近づいてきています。もしかしたら自分のやり方次第では自部門、会社を少しでも良くすることができるかもしれないと言ったプレッシャーを感じて、ストレスフルになることあると思います。
仕事は他の誰かが自分の代わりを努めてくれますが、家族にとって自分は唯一無二の存在です。
しかしその大事な家族だからこそ負担になることもあります。
仕事とは違うストレスに悩まされ、中年の危機を発症するきっかけになると思われます。
①両親、親戚の老後対応(ぼけ、介護、遺産)
②配偶者の変化(老化、浮気、セックスレス)
③子供の変化(成長、学業、友人関係)
④親戚、友人の社会的地位の変化(お金、トラブル)
⑤親戚、友人のリア充対応(SNS、インスタ)
①年齢による肉体の衰え(髪の毛、皮膚、目、肩、腰等)
「あれ?あの人ずいぶん老け込んじゃったなあ」なんて人もいますし、お金をかけているのか異常に若々しく見える人もいます。
しかしいずれば誰もが老化していきます。今のところ誰もが避けることはできません。
そして自分の老化を目の当たりにしたり、実感する時に人は思いのほか落ち込みます。
いつまでも若くいることはできませんが、誰しもが希望する長寿。
(「銀河鉄道999(アニメ)」が主人公鉄郎(10才)のドタバタ劇ではなく、永遠の命を求める旅だと知った時は驚きました・・。)
私は頭髪減少、視力低下、体力低下が著しいです。
②ストレスによる身体の変化(外見、内臓疾患、アレルギー)
年齢による衰えとは異なり、ストレスが身体に与える影響も大きいと考えられます。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」
解釈が色々あるようですが、この言葉はいいところを突いていると思います。
逆に下記はどれも違和感があります。
・不健全な精神 ≠ 不健全な肉体 ⇒ 中年の危機
・健全な精神 ≠ 不健全な肉体 ⇒ 病気持ち
・不健全な精神 ≠ 健全な肉体 ⇒ 犯罪者
胃腸はストレスの影響を最も受ける消化器官です。35才を過ぎると健康診断で胃カメラ検査が加わる理由がよくわかりました。
③精神的な衰え
これは人によって大きく違うと思いますが、年齢を重ねて、経験値、責任が増えることで色々見えてくることが変わってきます。
しかし10~20代の時のキラキラした生き生きとした気持ちに戻ることはなかなか難しいと思います。
これが継続できる「少年のようなおっさん」がいますが、周りから見たらちょっと迷惑な人でしょうね。
でもそれくらいわがままに生きた方が人生楽しく「中年の危機」など関係なく過ごせるのかもしれません。
自分には真似ができそうにありません。
収入が少なかったり、貯金がないだけでも心もとありませんが、借金があると相当なストレスになります。
借金だけで心と体にに大きな負担がかかります。
世の中の誘惑にはほとんどがお金がかかります。
誘惑をすべて断つことはできませんが、2/3か半分抑制できれば支出は随分減らすことができます。
まずは食欲、物欲でしょうか。
カード会社のCMで『思い出は「プライスレス」』などと言っていますが、確実にカードの請求は来ますから、思い出作りもできるだけコストダウンしましょう。
収入を増やして、支出を減らして早期リタイヤができれば言うことなしです。