関東出身、兵庫県在住の40代後半の会社員(法人営業職)です。
40才で「中年の危機」に突入し、7年近く「中年の危機」について調査しています。
子供の頃からアレルギー体質でアトピー性皮膚炎、慢性副鼻腔炎に悩まされ、大人になってからは気管支喘息、花粉症も加わり、最近は更に強い免疫系の問題が顕在化してきました。
アレルギー体質なのかもしれませんが、疲労や睡眠不足、ストレスも加わると悪化して肉体的にかなりきつくなります。
40代後半と言うこともあり、体力も落ちてきましたので健康面では今後更に注意が必要と感じています。
家族と一緒に2016年から兵庫県に転勤してきて自分の中で渦巻いている「中年の危機」以外は表向きは幸せな状態です。(仕事もあるし、家族もいるし、ある程度健康ですから幸せです)
私の場合「中年の危機」の主要原因は「仕事」にあることが分かっていますので会社について少し説明します。
会社は老舗のメーカーでイノベーションとは程遠く、過去の遺産を食いつぶしながら生きながらえています。
そのため保守的な人間が多く、プライドも高く、外部環境の変化、顧客・市場のの要求に付いていけていません。
そして世の中の会社同様、バブル世代の困ったポンコツ社員が大勢滞留しています。
私はバブル後の就職氷河期の入社で同期は非常に少なく、バブル世代や困った老害お年寄りが会社の士気を落として、全体のモチベーションを下げていることもストレスの一因でもあります。
私は大阪市内に支社のオフィスがありますが、出張やテレワークで昨年からは出社は3、4回/週です。
大阪は支社になるので東京本社から離れて気楽になった部分もありますが、西日本の責任が重圧となり仕事は悪戦苦闘しています。
2016年に関西に引っ越ししてくる前は、関西独特の雰囲気に怯えていましたが接してみたら同じ日本人でした。
駐車マナーも運転マナーも思ったよりひどくなく、関西弁も思ったより怖くなかったです。
関西に見どころ、食べ処たくさんあってプライベートでは関西ライフを楽しんでいますが、仕事がきつく「中年の危機」を罹患しました。
自分の過去に原因があるかもしれないと考え、少し過去を振り返ってみました。
小・中学校は父親の仕事の関係で国内外転校が多く、新しい学校に馴染むために苦労しました。
転校が多かったためか行く先々で馴染むために「その場に合わせたよそ行きの顔」で過ごすことが多く、そのため「本当の自分」を見失い気味で、心を開いて自然体で他人と接するのが苦手で面倒になってしまっていました。(自分を偽っていたと言う認識はありません)
そして常に相手や周囲の様子を見て、周りに合わせて差し障りのない選択をしてきたように思います。
おそらくは「いい子」でいるために自分を抑圧してきた部分はあると思います(子供はみんなあると思いますが)。
「いい人に見られたい」という気持ちは自分の性格の大部分を形成しているのはないかと思っており、基本的にはいまも「いい人」「他人とは揉めない、できるだけ距離を保つ」は変わっていません。
この辺りが、「中年の危機」発症の原因の一つでもあると思っていますが、40代の半数以上が「中年の危機」になるとのことなので、過去の重要度は低いと認識することにしました。
関西に転勤した1年目は生活・仕事環境が変わり肉体的・精神的負荷が急激に高くなり、睡眠不足・体重減少(人生最軽量体重)となりました。
ストレスフルの秋のある日、突然強烈な憂鬱感に襲われ「もう会社に行きたくない」「自分の人生このままでいいのか?」などと強く感じるようになりました。
次の日からとにかく憂鬱感が強く仕事のやる気ゼロ、会社行きたくない、今の状況(人生)に対して疑問しかない状況になったのです。
おそらくは鬱状態になっていたのだと思います。
これまで妻に仕事のことを相談したり、弱音を吐いたことはなかったのですが、さすがに精神的にきつくなって相談したところ
「それって『中年の危機』じゃない?」
え!?まさかっ!!自分が!? 調べてみると当てはまることばかり・・。(愕然)
これは真剣に自分の人生について考え直すいい機会かもしれないと感じている次第なのです。