「在宅勤務」の是非と中年の危機

2020年から急速に普及してきた「在宅勤務」。さすがに古い社風の私の会社にも適用され馴染んできました。

導入当初はノートパソコンが足りなかったり、社外使用時のセキュリティー設定でゴタゴタしましたが今では「在宅勤務」がほぼ日常になりました。

女性は会社でないと作業ができないと言って最初は「在宅勤務」に不賛成でしたが、実行してみると通勤や準備(化粧)などから解放されるためか、いまでは密かに「在宅勤務」を支持しているようです。

「在宅勤務」が廃止になったら不満噴出だろうなぁ・・。

人間、変化は嫌いますが変化に慣れてしまうと現状が心地よくなって元に戻す事さえ不快に思うようになるのかもしれませんね。

変化に対して変化を嫌がる保守的な一面を感じました。(悪口ではありません)

 

ところで出勤しないで会社以外の場所で仕事をすることを「テレワーク」と言いますが、ほとんどの場合、自宅なので「在宅勤務」の呼び方が合っていると思います。

しかし「在宅勤務」でもテレワークという人もいて少しモヤモヤします。横文字を使いたいのかな?

 

さて、「在宅勤務」について未だに慣れないと言うか、落ち着いて仕事ができません。

もちろん急ぎの仕事の場合は集中して作業するのですが、重要だけど急ぎでない仕事の場合ハッキリ言って全くやる気になれません。

会社に行けば周りの目もありますので、やる気がなくても「仕事している風」に体裁を整えます。

しかし自宅では緊張感ゼロになり、周りの目もないのでサボり放題になります。

なぜ「在宅勤務」は仕事する気にならないのでしょうか・・。

 

「在宅勤務」で仕事がはかどらない理由

①自宅は職場ではないから。自宅は家族団欒、心身を休める場所である。

②自宅には誘惑がたくさんある。テレビ、動画、雑誌、ベッド、ソファー、お菓子、パターマット

③自宅には監視する人がいない。当然上司は自宅にはいません。時々Web会議や電話で状況確認がありますが、言い訳を用意しておくか、仕事をしておけば問題ありません。

④仕事モードに入るための「切替」が自宅の場合難しい。

⑤配偶者、子供が気になる

 

とは言え、会社に出勤しなくてもいい「在宅勤務」は手放したくないので、この制度を維持する必要があります。

新聞ではホワイトカラーの低生産性について記載されることがありますので「在宅勤務」の場合でも生産性が低下せず、逆に向上すればいいのです。

実際には在宅勤務勤務でも業務は最低限回っているので生産性は維持できていると考えても良いと思います。

生産性は横に置いておいても在宅勤務は家族との時間が増えるため「ワークライフバランス」が良くなるためこの制度を維持する事は有益と考えます。

 

しかしやはり自宅での仕事は効率が低下する要素が多いので自宅以外の場所での「テレワーク」も理にかなっているかもしれません。

例えば自宅の近くの共同オフィスのようなものがあれば良いのかもしれません。

現在でも仕事するスペースを時間貸してくれるサービスはいくらでもありますがやはり費用がかかります。

行政が空いたテナントを無料か低料金で用意してくれたりするといいですね。

 

自分は2020年特別定額給付金で狭い息子の部屋にIKEAのテーブルを購入して置いてモチベーションを少しでも上げようと頑張っていますが自宅では限界がありますよね。

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