2019年7月18日京都アニメーションの第一スタジオが41才の男に放火された。テレビで見る限りすごい勢いで燃えており、画像の煙の多さがそれを物語っていた。最終的には35人の死者が出てしまったようだ。
犯行の詳細は不明だが、京都アニメーションの社員?が犯人を追いかけ、追い詰めたことで犯行後、近くで警察に捕獲された。
京都アニメーションのことは全然知らなかったが、数々の名作を制作してきたとのこと。アニメの制作プロセスを知らないため京都アニメーションの立ち位置が不明だが、いくつかの有名作品については元請であったようだ。(放火事件で京都アニメーションを検索して「涼宮ハルヒの憂鬱」を見ることになって聖地が意外と近くであったこと判明。巡礼予定である)
逮捕された犯人に対しては、計画性もあったことから動機をしっかり解明してもらい35人の死者に対する厳正な処罰を望みたい。
ところで犯人は見た感じやアニメ会社を標的にしたことからオタクであったことは想像できるが、気になるのは犯人の年齢である。
本ブログの主題である「中年」の年齢に当てはまっているのである。(「中年」の範囲が不明確であるが、41才は「中年」のど真ん中である)。
この犯人の動機や人物像、生い立ち、精神状況はこれからの捜査で解明されていくと思うが、現時点では親が離婚して、引き取られた父親も早くに亡くしているという複雑で不幸な家庭事情が分かっている。その影響か性格も明るい方ではなくいじめの対象にもなっていたようだ。
このような事件を起こすような人間には、やはり幼少期・子供の時代の良くない環境・状況が大きく本人の精神状態に影響している。それがどこかのタイミングでくすぶり始め、どこかで爆発して今回のような事件になってしまうと思われる。
この爆発しやすい時期が「中年」ということになる。
もっとも10代、20代の方がエネルギーが余っていて無茶なこと、ヤンチャなことをしがちであるが、これは「若さ」という理由になる。「中年」ともなるとある程度社会に対して分別が働くはずであるが、それを超越しても「爆発」してしまう何かが「中年」のタイミングにあるのである。
これからも「中年」の事件が出てくると懸念される。なんとか「中年」の救いになるような整理ができればよいのだが。