マスターズでタイガーウッズが復活優勝した。プライベートでの色んな問題を乗り越えての復活もあり、余計に歓声が多かったように思われる。
スポーツつながりで、大坂なおみ選手が2018年全米、2019年全豪テニスで優勝している。
2019年全豪は、ハプニングもあり見応えがあったが、特段感動はなかった。これは大坂選手が全米で「ラスボス」のセリーナに勝った時から既に※「強者サイド」に存在していると言うのが理由であるが、加えて日本人枠としてもまず日本語が流暢でないし、国籍がどちらかはっきりしないことが大きく影響している。確実に。
国籍については22歳までに選択しなければいけないようだが、2019年現在21歳。あと何か月かで選択することになるのであろうが、これまたマスコミの格好のネタになって下世話な話になりそうで不安である。
全豪は注目度が高かったこともありみていたが、試合としては第二セットのマッチポイント取るまでは無敵の強さで、錦織選手とは違い安心してみていられた(失礼!)。そして失礼かもしれないが相手は完全に格下であった。
決勝は3つのマッチポイント後、デュースとなった時、ルールをよく知らない嫁さんでもさすがに悪い流れを感じたのであろうか。
「ここから逆転されることある?」と不安がっていた。
それまでの無敵の大坂選手を見ていた自分としては、逆転される可能性が無い訳ではないが、これは大坂の優勝は堅いと見ていた。
最近はあまり見ていないが過去にはセットで圧倒的に勝っていたのにマッチポイントから連続でセットを取られて最終的に逆転された例は確かにあった。
どのスポーツもそうだが、メンタルとフィジカル双方で成り立っているが個人スポーツのテニスはコーチと相談もできないのでメンタルの切り替えが非常に大事である。
かくいう自分もテニスをしていたがメンタルが滅法弱く、弱気になって、ミスを連発して自滅して敗北する事がよくあった。
とにかく、全豪の決勝は大坂選手のメンタルがいきなり不安定になった瞬間を見れた貴重な試合であったと思うし、それをイライラしながらも巻き返すことができたのは大坂選手としても大きな収穫であったかもしれない。これを経験した大坂選手は更に無敵度が増してしまったかもしれない。
ところで決勝で解説を担当した元テニスプレイヤーの森上亜希子さんは、奇しくも大坂選手の準決勝の相手のクビトバ選手のグランドスラム・デビュー戦の対戦相手だったとのこと。因果なのか、森上さんは大坂が準決勝で勝利した後の解説時に感極まって言葉を詰まらせていた。気持ち入り過ぎでないか?
確かに日本テニスにここまで強い選手が出てくるなんて全然想像できなかった。大坂選手が日本枠に残る事が前提であるが…。
なんといってもフィジカルの差は錦織選手を見ていて歴然であり、それを覆すことは日本人では困難であると思われて来たからである。
でも可能性はあるのである。あきらめない気持ちと猛烈で的確な練習ができれば・・。最近は選手に対してコーチやサポートする人たちがチームで活動しているからお金もかかるが・・。