今回の海外出張は欧州で5泊6日であった。現地4泊、帰国時に機内1泊。行きも帰りも当然エコノミーだが、行きは空いていたので3人掛けを独占できた。ラッキー幸せな10時間であった。
しかし帰りは3人席の通路側で、左に定年後と思われる夫婦が着席していたため窮屈であった。夫婦が悪いわけではなく単純に隣に人がいたという事だけで窮屈で残念であった。
飛行機に乗って席を探す時、隣に誰もいない事を常に祈っている。更に欲を言うと後ろに人がいないと更にgoodである。これは新幹線でも一緒で先に隣に誰か座っていたり、後から隣に来た時は残念でならない。
そもそも出張したくないのに出張して、その上移動中も狭い思いをさせられるなんてストレスしかない最悪の状況である。
更に今回の出張はいわゆるトップマネジメント2人と同行で、アテンドは私1人。
出張中の様々なストレスは別で記載するが、トップマネジメントのワガママに付き合った6日間はある程度想定はしていたがストレスフルで厄介この上なかった。
予約や移動などのチョイチョイしたミスがあって全然無傷ではないが、とにかく終わってちょっとだけホッとしている。帰国後に早速通常業務に戻り、いつも通り役に立たない、何も解決できない連中のフォローで帰国翌日から国内出張…。
ところで他の会社はどうか知らないがおそらくは役員はビジネスクラス以上に座れて、それ以外はエコノミーと区別されている。
年功序列の悪しき習慣で航空会社の価格戦略、サービスではあるが、本来なら上下関係や肩書き関係なく、等しく仕事して、忙しくて、疲れた人間にこそ労いのビジネスかせめてプレミアムエコノミーが必要である。
そうでなければ、日頃の不条理な状況に対してバランスが取れず不愉快な心情が溜まって会社、仕事に対するモチベーションレベルは低下する一方である。
最近は旅行会社などが予約枠を抑えていたり、早割や条件割りが多く複雑になってきていて価格設定が不可思議なものが多い。そこまで複雑な価格帯を設定するのであれば一層のこと、「快適度合い」による価格変更も導入してほしい
例えば、予約した座席が満席、もしくは100%以上の場合はクーポンを貰えるか、キャッシュバック。更に幼児や団体(やはり騒がしい空間は快適ではない)が近くの車両の場合はプラスαのクーポンやキャッシュバック。
そしてもらったクーポンは次回の乗車の時に、混んでいる車両から空いている車両に移る特典と交換できたり、席のグレードを上げられたりすると良い。
そうすると元々取った席が空いていて快適だった場合はどうなるだろうか。クーポンやキャッシュを払わなければいけなくなるだろうか。いや、快適であったとしても結果的にクーポンを使って快適でなくなる可能性があるのでクーポン払いは不要である。
仕組み作りは困難かと思うが、結果的に空席が多くて両隣りの席が使えた場合や静かで快適であった場合と後ろの席のアホがトレイを乱暴に扱ったり、ドンドン背もたれにぶつかったりする場合も料金を変えて欲しいものである。
とにかく、飛行機や電車、バスなど長距離を移動する乗り物について。今後はシーズン価格、早割とかだけでなく「快適度合い」による価格設定も必要である。
なぜなら、単純に移動だけを目的としておらず、快適性などのサービスも要求しており、ここで差別化を図っていく必要が必要になってくるからである。
特にAIが発達して、自動運転が浸透してくればこのような「快適度」による差別化は一層必要になってくると思われるからである。