関西に来て3年以上経ち、その間に会社関係、地域の関係などそこそこの人たちと会ってきた。
いろいろなタイプの人間がいるが、地域には関係なく「根性の曲がった人間」、「周りに不愉快な思いをさせる人間」は残念ながらやはり一定数存在している。
社会全体から見た場合、もしかすると悪意のある人間も必要悪なのかもしれないが、とにかく不思議なのはどのような生活環境にいたらそのように悪意を周りに拡散するような人間に成ってしまうのかである。精神的にどこかが崩壊していることは間違いないが、基本的な犯罪にならない程度の常識を備えているのでのうのうの日常生活を送っているのである。
共通しているのは、自分に不利な状況に置かれている場合や、これから不利な状況に追い込まれそうな不安な状況になっている時に本領を発揮して、牙をむいてくるのである。
そして周りの目を気にせずに、対象者を定めると罵詈雑言を浴びせまくるのである。基本的には我を忘れていると思うので言っていることは矛盾して辻褄は合わない。冷静に聞いていればおかしなことを言っていることはわかるのだが、戦闘モードで興奮している相手に冷静に諭す訓練も受けていない。
本当に困るのは、一連も台風が収まって、明らかに自分が理不尽で理屈に合わないことを言っていても、それに対して反省を全くしないし、自分を正当化するための言い訳を常に考えていることである。
もしかすると反省をしていて、引っ込みがつかなくなっている状況なのかもしれない。しかしこのような現象が続くと、こちらから歩み寄る気持ちは全くなくなる。
こちらは大人なので、大人の対応をしていると何を勘違いしているのか、こちらが味方になったと勘違いもすることもあるのだ。
よほど、普段のコミュニケーション環境が悪いのかと思うが、本人の自我や自律神経を正常に保つためにもわずかな善意を自己肯定してくれたと受け取るしかないのかもしれない。
そのような人間には是非不幸になってほしいと思うが、そのようにそのような人間について考えている時点で時間が勿体ないし、そんなことに囚われている自分も小さい人間であるとがっかりしてしまう。
少なくとも自分が追い込まれて厳しい状況になったとしても悪意をまき散らすよう人間はならないように自我をはっきり保っておきたい。