中年 休日の学校に行く 人のいない不思議な空間が心地よい

近くの中高一貫校に用事があって行ってきた。当日はグラウンドで高校野球の試合(交流試合?)をやっていたし、中学受験生のための学校説明会があって校舎にはそこそこ人がいたが、その他のホールや高校校舎はガラガラであった。

小学生の時は、誰もいない学校は不気味で何かいそうな感じがしたが、さすがに40代後半になってくると人がいなくても多少暗がりでも怖くない。

逆に誰かいてこちらが驚かしてしまうのではないかという心配や、生徒同士や先生同士、はたまた先生と生徒とのチョメチョメな密会があったりしたらどうしよう、などというどうしようもない妄想をしながら、ガラガラの校舎を回るのはなかなかスリルがあってよかった。

面倒なのは、警備員や先生に見つかって怒られることくらい。ウロウロしながら、なにか言われた時の言い訳を考えながら、やはり母校ではないので学生時代のことに思いをいくら巡らせても親近感が湧かない。

しかし、人がいない広い空間に自分だけという贅沢な状況がすごく心地よくて、平日は業務に煽られている会社員には一人になれて、大きな空間を自由に使えるのはこの上ない幸福な状況であった。

まったく誰もいない状況としても夜中の校舎も同じように心地よいかというとそうでもないだろうが、とにかく基本的にはきれいに整理、整頓された校舎は普通の建物や施設とは異なった空間を漂わせていて、その雰囲気は格別のものであった。

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