日本首相使用 政府専用機2019年から新型へ

アメリカの政府専用機は「エアフォースワン」と言って、ハリウッド映画では時々でてくるし、ハリソンフォードが主演したと「エアフォースワン」という名称自体が題名となった映画も過去にはあったほど有名である。

(ちなみにフィリピンは過去にアメリカに統治されていた時代があったためその名残がもしれないが、マニラ空港近くに「エアフォースワン」というお店があります・・)

エアフォースワンは正にアメリカの軍事力含めた力を象徴するかのような存在で、航空経路や性能や装備品などは当然非公開だろうし、そもそも何機あるのかわからない。wikiによると大統領のプライベートジェット機的な存在で大統領の意向で公私での使用が可能となっているとのこと。

一方、日本の政府専用機は国有資産だし、運用も含め税金なのプライベートで使用することはないと思われる。

日本の政府専用機として初めて導入されたのが先代機とのことで1991年に2機360億円、B747とのこと。1993年の運行以来2019年3月までの27年間での飛行回数は318回100か国、269か所を訪問。単純に計算すると年間で12回の飛行。

航空会社によって異なるだろうが、飛行機の平均寿命は20~30年とのことなので期間としては妥当と思わるが、飛行時間は圧倒的に少なそうである。民間の飛行機は年間3000時間は飛んで稼がなかれば行けないことを考えると年間12回の飛行は圧倒的に少ない。1回10時間としても120時間となり、1/25となる。もちろん飛ばせば整備費用、ジェット燃料、空港使用費用などが掛かるので無駄に使用することはないと思うが、もう少し活躍の場があったのではないかと思う。セキュリティーの関係で民間に開放することはできないかもしれないが。

今年の4月に導入された新型の政府専用機はボーイング777-300ERという機体で価格は370億円/機。先代同様に2機購入しているので740億円ということになる。整備委託先はJALからANAへの変更されたとのことであるが、ボーイング777としての価格は公表するくらいなので専用機用にカスタマイズしていたとしても変な価格ではないと思うが、是非とも有効に活用して欲しいと思う。年間12回は少ないと思うし、もっと外交を活発にすることで日本の国際プレゼンスが上がるのであれば、積極的に海外に出て行ってもらえればと思う。

ちなみに新型にはエコノミークラスは存在しておらず、足元が広くなっているプレミアムエコノミーが最低クラスで、その上にビジネスクラス相当、会議室や大統領の貴賓室があるとのこと。

外遊の場合、記者も同乗する場合は当然費用を支払う。一般の飛行機を目安にするとのことらしいが、給仕などは航空自衛官が行う場合、マニアにはたまらないだろうが一般のCAとはさすがに違うので飲み物を頼むのも気を使いそうで長時間は疲れそう。

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