中年 他人怒る事が苦手

他人に怒る事が苦手である。

仕事で納期を守っていない、やるべき事をやっていない、いい加減に済まそうとしている、面倒な仕事を避けるなどなど。
本気で叱ったり、怒る場面はそこそこあるがカーッとなって感情的に怒る事もないし、理性的にかっこよく叱ることもできない。

理由はいくつかある。
①自分が仕事に真剣・本気ではないので多少上手くいかなくてもどうでもいいと思っている。
②自分の仕事に自信が無いため叱る事が良い事なのか分からない。
③叱るポイントを間違えていて超勘違い野郎と思われるのが怖い。
④怒る事で感情的なアホであると思われたくない。他人の目が非常に気になっている。

以前職場にパワハラ管理職がいて、殺伐とした雰囲気であった事もあり、自分はイライラしないでギスギス、ビクビクした状態にしないように心がけている。

しかしこの「前任者がパワハラ」を言い訳にして叱るべきところでも叱っていない。

叱る事は全然いい事では無いが、怒るべき時に怒らないと、正直なところ周りから「なめられる」現実がそこにはある。(うちだけかもしれないが)

怒るという事は、それだけその案件が大事である事を知らしめる事でもある。
またそれによって自分の情熱(上からのプレッシャーが強いが)も理解させられるため自分の状況の再整理、自分の立場を明確にする事にもつながる。

しかしこれはあくまでも叱る側の話しであって叱られる側の立場の話では無い。

世間では怒るべきときに怒らないで、その怒りをため込むと最終的には鬱になってしまうから適度に上手に怒ったり叱ったりする事が必要である事を主張していたりする。

さらに言えば「適度にキレる事も大事」なんて記事もあったりするから驚きである。
「キレる」なんて状況は普通の生活にはほとんどないはずで、「キレる」人間は大抵感情的に「キレている」。

そんな人間に適度に「キレる」なんて芸当ができるはずが無い。

これは仕事に対する根本的な意識レベルが違い過ぎる事も原因で、そもそもみんなそんなに情熱的に仕事をしていない。毎日行けば給料を貰える程度の人に真剣に叱っても感情に訴えかけるには相当な時間がかかる。

外国のようにジョブディスクリプションを明確に設定して、ホワイトカラー、ブルーカラーを明確にした方が手っ取り早い。

いくらブルーカラーにホワイトカラーの意識レベルを要求しても無駄である。

話は外れたが、本人の資質、意識レベルに合わせたオーダーメイドの育成が必要である。
いまだに叱って伸びる危篤な奴もいる事はいる。

でも人間やはり褒めて欲しい生き物である。
褒められて気分良く良い職場が日本には必要である。

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