ゴールデンウィーク前の駆け込みか、仕事が慌ただしい。
棚上げだった案件が、時限爆弾のように爆発しつつある。大爆発の予兆かも知れないが、途中で棚上げ、保留にしていた案件が良くない方に進んでいる可能性がある。
先日テレビで生命保険会社がホワイトカラー?の単純な打ち込みなどの事務作業をロボット(ノートパソコン内のプログラム…)にやらせる事で、6、7倍程度の速度の正確な作業でできると放送していた。
無数にある文字情報をAIが認識して、正確に入力すること自体が既に複雑な感じがするが、テレビではまだまだ人間がやっている複雑な仕事はできないとのこと。
しかし対象の会社は、既に空席が目立っていて、このプログラムの効果ではないかと危惧をしてしまうほどであった。
世間は人材不足と言われているが、付加価値が低く、身体がきつかったりストレスフルな職場は人材が集まらないのは仕方ない。
そんな職場で無理して頑張る必要はない。むしろそんなブラックな職場は早く辞めて離脱する事で、その職場の自浄作用を期待したい。是正されないのであれば業務が破綻して会社が立ち行かなくなれば倒産に向かうことで本当の自浄作用が実現される。
働き方改革や、「LIFE SHIFT」のような考え方が浸透していけば、これから人がより流動的になり、働きやすい環境が自然と増加していくはず。時間は相当かかるが…。昭和の日本的な年功序列的な会社はまだまだあるし、働きやすい環境が整うまでは過渡期のぎくしゃく感は当面続くと思われる。
働きやすい環境とは、人によって働き方と負荷を柔軟に変化させられる組織を構築する事である。
例えばモウレツ仕事人間の頑張りたい人は実力主義の中でステップアップすればいいし、プライベートを優先したいバランスの人はチームでうまく業務とストレス分担しながら仕事を進めていけばいい。
難しいのはそういう働き方の評価の方法である。会社組織である以上利益は確保しなければならない。利益を出すためにはきつくても必要が業務は期限までにやらなくてはいけない。その中で頑張っても頑張らなくても俗人的な人事評価も多く、評価する側、される側双方の一定以上の満足度を得ることは難しい。
いまは中途半端に業務にシステム?プログラム?が介在しているため、余分な作業があったり、個々の業務と全体の業務との繋がりを複雑にしてしまっていると思う。
システムを作るのも使うのも人間なので、システム構築時点で仕組みを分かりやすくしており、システム改修時には必要に応じて使用者サイドが変えていくなどの工夫も必要である。システムに振り回されるような業務をしては絶対にいけないが現状は、人間<システム維持の図式が少なからずあるように思われる。
いまは過渡期なのかもしれないが、できるだけ早く人間にやさしいシステムで仕事ができるようにしたいものである。