豪邸一家はきっと不幸せだと思いたい(庶民の卑屈)

昨年うちのマンションの斜め前に豪邸が建ちました。

元々は角地に大きな古い家が建っていましたが相続の関係か取り壊され更地になっていました。

100坪以上はあると思います。3分割されて販売。間もなく角地でない方が売れて建築がスタートしました。

残り2分割分の土地は中々売れません。

駅からも近いし自分に金銭の余裕があれば2分割分をまとめて購入したいところです。(不動産投資してもよかったか?)

隣の土地は倍でも買え、と昔法律に詳しいH先輩に言われたことを思い出します。

 

程なくして2分割分を購入した人が出たようで建築が始まりました。

半年を過ぎたころ車庫二台分のスペースを取っても余裕のある豪邸が登場しました。

車は2台とも欧州高級車。当然のように鎮座するその高級SUVは平日、休日と不在がちです。

自分が出勤する時、帰宅時、休日と嫌でも目に入る豪邸と高級車。

豪邸の家長が乗ると思われる高級SUVが不在な時は家族との時間を疎かにしていると決めつけて、家族はかわいそうにと同情してあげている。

家長は土曜日も仕事と言って出かけて若い愛人と逢引しているに違いない!

 

女「ねえ~。お腹空いちゃった~。今日はイタリアンがいいな~」

男「よーし。じゃあ今日のゴルフはスループレーにして早めに切り上げて、ミシュラン2つ★の例のイタリアンに行くか!」

女「ほんと~!うれしー!今日のゴルフウエアはこの前買ってもらったちょっとセクシーな奴だよ~。フフ!」

男「まじか!今日はゴルフ、食事、チョメチョメとフルコースな一日で僕は幸せだなあ~」

休日にSUVが不在の時は、色々妄想してみて複雑な気持ちになりながらも、自分は家族と一緒にいると言う優越感を保ちながら、豪邸一家の将来を案じているのである。

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