中年 憂鬱な出張で宿泊した時の時間の有効活用

若い時には感じなかったが、中年になってから2泊以上の出張をする場合、特に海外に行く場合は家から離れるからか若干不安になり、さびしい気持ちになるというか、昔風に言うとアンニュイな気分になる。

若い頃は仕事の煩わしさは感じていたが出張自体はそんなに苦痛ではなかった。日当が出るからチョイお得かなと言うレベルであった。

特に出張前が憂鬱である。中年の危機の不安定さもあると思うが、出張の目的が昔に比べるのシビアになってきたと言うのも理由にあると思う。もちろん楽な出張もあるが、基本は営業なので交渉事が前提にある。法人営業なので出張に行くということはトラブルや面倒な折衝事があるのである。

出張にでるということの不安感は出張の内容、同行者によっても変化する。事務所を離れる不安もある。最近はモバイル(携帯、パソコン)でどこでも仕事ができるようになっているが、やはり事務所で落ち着いて作業する方が内容の完成度は高い。

ただし、一旦出張に出てしまえば、四の五の言っている場合ではなくなる。移動時間や合流時間、昼食、打ち合わせ、ホテルへのチェックイン、会食、二次会など、こなす内容は多いので不安感は自然となくなっていく。大体は会食したりするので酔っぱらった状態でホテルに戻ることになるので、酩酊状態で一日を終えていく。

せっかくホテルで自由時間が取れるはずなのに、酩酊状態になってしまうのは本当にもったいない。そのため会食はできるだけ短くするようにしている。会食などは開催すること自体に50%以上の目的があって、あと会食中の酩酊状態でのコミュニケーションはほんの数パーセントの価値しかないと思っている。

会食はできるだけ程々にして調子に乗って飲みすぎないようにして、できるだけ早くホテルに戻るようにしている。せっかく自分ひとりの時間なのに、過ごす時間が短いともったいない。テレビを見るものいいし、本を読むのもよい。せっかくの自由時間をできるだけ有効に使うべきである。

有効に時間を活用するにはやはりなんとなくでもいいから計画を立てるべきである。だらだらと過ごしていては時間はあっという間に経ってしまう。そのため今回の出張ではこの本を読み切る、とか次回の休みの遊びの企画を考えるとか、将来構想を考えるとか(仕事ではない)の目標を立てて集中して過ごすのがよい。

少ない時間を本当に有効に使えたときの達成感や充実感はなかなか得難いものである。

 

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