会社員人生は新入社員に始まり、いい事も悪い事もあるが定年まで働くのであれば、その間に人生の重要なイベントがほとんど含まれる。
例えば納税、選挙、高額品購入、恋愛、結婚、出産、親との死別などなど挙げればきりがない。
それだけ会社員時代は人生の中心であり重要な時期を過ごすことになる。
いわゆる、雇われの会社員の場合、週5日間の朝から夜までは完全に身も心も拘束されることになる。最近では残業規制もあり業務時間は昔に比べると短くなっているがホワイトカラーや営業職、エグゼクティブには平日だけでなく365日プライベート時間はほとんどないと言っていい。(最近はスマホなどのモバイルが発達しすぎて逃げ場がないから)
会社員は、意味の無い定例会議への形だけの出席や無駄な業務を際限なくこなしていくことが要求されている。偉くなるためには上司、顧客の要求、社内の雰囲気、政治を理解して、うまくバランス良く業務と人間関係を維持する必要がある。つまり仕事が出来るだけではダメだし、人間関係だけでも出世はできない。
出世したくなくて、適当に過ごしていると、周りから後ろ指を指され、職場でのいこごちが悪くなる。嫌われる勇気はないから適切に適当に頑張らないといけない。
この不毛で生産性のない日々が本当に自分が目指していた人生なのか?と疑問に思うことがある。これをなんとか誤魔化しながら過ごして来たのだが、中年になって、そろそろ人生の半分以上過ぎた事もあり、改めて認識してしまった。
この週5日会社員人生で本当に良いのか?
これはなにかがきっかけとなると思うが、大体は仕事で自分にとって非合理的な状況が発生してって、はたと気づいてしまうのである。
自分の自由になる時間、家族と過ごす時間が取れない。特に子供が幼稚園、小学生辺りの1番かわいい時期に一緒にいられずに、会社に大事な時間を奪われてもいいのだろうか?
否!家族より大事な事なんてない!
家族を犠牲にするような仕事は崇高でもなんでもない。
仕事とは結局は生活費、より良い生活を過ごすために金銭を得る手段である。
であれば今の金額を得ることが出来ればどのような仕事であってもいいのである。
今の不毛なサラリーマン人生に本当の自分の人生を奪われないように適当な所得を見極めて、副業、転職、起業などあらゆる方法を検討しなが仕事のあり方を今一度本気で見直す時期=中年の危機なのである。