睡眠の危機 睡眠負債と戦う

「中年の危機」に陥ってしまうと心が塞ぎ込んでしまい食欲不振や、睡眠不足になって体調を崩してしまうことがあります。

睡眠不足は「なかなか寝付けない」、「途中覚醒してしまう」、「早朝に起きてしまう」とさまざまな睡眠障害に悩まされることになります。

一度睡眠不足になったり、意識し始めてしまうと交感神経がたかぶってしまい、寝なければ!と思い焦って寝れなくなってしまいます。

この悪循環をどこかで断ち切る必要がありますが簡単にはいきません。

真面目な人こそ直面している仕事や事象をおろそかに出来ないから、この負のスパイラルに陥って睡眠不足、体調不良などを悪化させてしまいます。

睡眠不足が慢性的になると睡眠負債として積み上がり、利息として不足している以上の睡眠や休息を取得して心と身体を回復させる必要があります。

時間をかけて悪化させたものは、同じように時間をかけて回復させないと想像以上に体調を悪化させてしまい取り戻しのつかない事になってしまうのです。

ドラクエのようなロールプレイングゲームのように体力回復のポーションを飲めば、毒に侵され、傷だらけの身体も回復するように人間の体はできていないのですね。

いくら体力自慢でも睡魔に勝つ事はできませんし、睡眠不足が続くとあっという間に不健康人間に転がり落ちるのです。

 

睡眠時の分泌物

世の中にはショートスリーパーと言う短時間睡眠で良い人もいる様ですが、これは特別な人なので普通の人は6〜7時間の睡眠は必要です。

そして適切な睡眠が取れないと下記の3つが適量分泌されずに健康に障害を及ぼすことになります。

「成長ホルモン」:骨、筋肉の成長、体内の代謝を促す。

「メラトニン」:睡眠・覚醒をコントロール。

「コルチゾール」:覚醒準備をする。副腎皮質から分泌されるステロイドホルモン。抗炎症作用、抗アレルギー作用。

 

私にとって適切な睡眠とは、12時前に就寝して、7時間以上寝ることで、特にアレルギー体質であることから、おそらく「コルチゾール」が不足していたと思われます。

そのため、12時前に眠りについて、副腎皮質から必要なコルチゾールが分泌されたことから翌朝の心地よい目覚めと1日のやる気が出て、体調はかなり改善されました。

やはり普通の人間の身体の仕組みは夜寝て、朝起きるように出来ているのですね。

 

自分自身は高校生以来、就寝時間は2時頃で起床は8時頃でした。睡眠時間自体はそんなに短くはなかったのですが、就寝時間が遅いのが良くなかったようです。

そのため、この「コルチゾール」が必要量分泌されなかったため、夕方や夜になると変なテンションになり元気になる事がありました。

これは例の副腎質ホルモンが最適なタイミングで出ていなかった事が原因のようで、典型的な不健康状態だったのです。

アレルギー体質の自分は「コルチゾール」が必要なのに慢性的に「コルチゾール」の分泌を妨げるような生活をしていたのです。

そのためここ30年は花粉症、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支炎、首肩コリ、偏頭痛に悩まされてきました。

 

中年の危機になった原因

「中年の危機」になった時も特に疲労が強く、睡眠も少なかった状態でした。

そして今年に入り、体調不良で入院することになりましたが、入院する1カ月くらい前は飲み過ぎて肝臓に負荷をかけたり、睡眠不足の状態が続いていたのが原因と思います。

入院時の規則正しい生活のおかげで睡眠時間が大改善されました。

退院後も早い時には11時台には横になりますし、遅くとも12時台には寝ています。

規則正しい生活をしていると夜になると眠くなるのです。

しかし残念ながら年齢のせいか4、5時頃に一度目が覚めてトイレに行く事もあります。

子供の頃は、夜中トイレで起きるなんて考えられないと思っていましたがそんな歳になってしまいました・・・。

夜中トイレに何回も行くなんて恥ずかしいと思っていましたが、男性は年を取ると半数以上の人が「前立腺肥大症」になってトイレが近くなるようです・・。

この「前立腺肥大症」もなんか恥ずかしいですね・・。

 

使えるスマートウオッチ

退院してから、健康第一生活を目指して活動しているのですが睡眠時間を確保するためや心拍数、酸素飽和度を測るためにスマートウォッチを購入してしまいました。

iPhoneは使っていますがスマートウォッチはまだちょっと恥ずかしいと思っていましたが健康管理のために背に腹はかえられません。

もちろんアップル社の様な高級品ではありません。

比較的信頼できると感じている中華製のoppoのスマートバンドと言う製品にしました。

同じ中華製ですがファーウェイはやはり何となく避けました。

Oppo使っていますがかなり小さくて付けている感がなく、機能もなかなかいいです。

4500円程度でしたが作りも悪くなく、時計のバンドも2種類あります。

昨日は歩数計、運動カロリー、心拍数、酸素飽和度(これは怪しい)、携帯操作(着信、音楽等)、睡眠時間等必要なものはそろっています。

特に毎日睡眠時間を記録してくれるので、客観的に自分の体力(HP)が見える化できるのは助かります。

前日の睡眠が不足しているのが確実に見えますので、早めに寝て回復を促すようになりました。

自分の両親も高齢になってきましたので、そのうちスマートウォッチをつけてもらって遠隔で健康状態を見れるようにすると安心だと感じています。

 

睡眠負債について

少し前ですが睡眠に関する記事や書籍を多く見かけました。

良質な睡眠を取ることが大事で、睡眠をちゃんと取れていないと「睡眠負債」が蓄積されるとのことです。

「睡眠負債」と名付けた人は中々いい発想ですし、こういうゴロが良くて分かりやすい言葉は、時流に乗ると流行りやすいと感じました。

「負債」と言う言葉自体はあまり良くありませんが、思い当たる人や該当する人間が多いのではないでしょうか。日本人は世界的に見ても睡眠時間が少ないという統計もあるようです。

「負債」なので返済出来るかと思ったらそうではなく、身体に負担をかけている分、そのうち身体と心に影響が出てくるとのことで前述の通り睡眠が不足すると心身に悪影響を及ぼします。

若いときは体力でカバーできたかもしれませんが、年齢を重ねて「中年」になるとこの負債が一気に心身に襲い掛かってきます。

もしかしたら、「中年の危機」になるきっかけの一つはこの睡眠不足による蓄積した「睡眠負債」かもしれません。

このまま「睡眠負債」を溜めると「身体と心が持ちませんよ!」とアナウンスしてくれているのかもしれません。

五木寛之さんも言われていましたが、「身体は常に何かしらの合図を発している」のでそれに耳を傾けて自分の体調を管理した方がいいと思います。

あまり神経質になってもいけませんが、自分の身体ですから真面目に向き合って大事にメンテナンスしなくてはいけませんね。

 

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