サラリーマンの社内外の主従関係について ~社内外に挟まれて大変~

・消費(お客様)者「主」と供給者「従」の違い

大人になって自立した生活をしていると自分が「主」=消費者(お客様)サイドにいるか、「従」=供給者サイドにいるかで随分立場が異なっていることがよく分かる。

基本的には平日仕事のサラリーマンは社会に何かを提供・供給するために働いているので供給サイドにいる。つまり主従で言うと「従」の方である。

そして大体は仕事以外の時間になると、突然消費者(お客様)サイドに突然切り替わり、立場でも主従の「主」になるのである。

自分はどうもこの切り替えがうまくいかなくて、自分が消費者(お客様)サイドになっても、供給者サイドの弱い立場が良く理解できるのでそんなに無理を言いたくない(気が弱いから言えない・・)のである。

日本の企業は消費者に対するサービスが非常によくできていて東京オリンピックを承知した際に話題となった「お・も・て・な・し」などがその最たる例である。

最近は、供給サイドの特にサービス関係では外国人が多くなってきたので言葉の問題でコミュニケーションがうまく取れなくなって来ている。このおもてなし、ホスピタリティーのレベル差、レベル低下が出てきたのではないかと心配している。

・供給者サイド(社内)での「主」「従」

消費者(お客様)と供給者は当然資本主義の中では「主」⇔「従」の関係であることは明確である。(一部ブランド力強いの供給者は「主」とほぼ同等かそれ以上の力を持つ場合も稀にあるが。)

厄介なのは消費者(お客様)に対して「従」であるだけでなく会社組織の中でも強力な「主」「従」の関係が存在しており、ほとんどの従業員は二重の「従」となっていて、管理職などは「主」「従」「従」の3つの力に挟まれて日々過ごしているのである。

会社組織はトップダウンで利益を追求していく必要があるためピラミッド型になって、下位のサラリーマン、特に新入社員はひたすら「従」を強いられて、余程の運か実力がないかぎり10年以上は下働きが続く。

そうすると「主」にはパワハラ上司や、キ〇ガ〇社員、モンスター取引先担当が登場することがある。こういう困った人間といかに付き合って、うまくこなしていくかがサラリーマンの仕事だという古い人がいる。確かに社会にはいろんな人がいて、そういう雑多な人間たちと交流しながら社会生活を営んでいくので利害関係者の一部としてはいると思うが、自分の心と体の健康を害してまでこれらの困った人間と付き合う必要はない。サラリーマンであれば人事異動もあったりして、永遠にそのパワハラ上司、〇チ〇イ社員、モンスター取引先担当と仕事するわけではないがそれでも、その時は辛く、耐えられないかもしれない。

そういう困った輩(パワハラ上司、〇チ〇イ社員、モンスター取引先担当)は大抵心が弱く、「従」であることが怖くて耐えられないためその反動が「主」にいる時に出てくるのである。なぜ自分がその被害者にならなければならないかと思うが、そういう人間には「因果律」が働き、相応の「因果応報」が必ず実行される。(もしくはすでに実行されている)

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