戦うサラリーマン 中年の思い

先日、業界の会合があり二次会のカラオケで若手2人がケツメイシの闘えサラリーマンを歌っていた。

以前も同じメンバーが歌っていたような気がするが、今回はメインに近い席にいたので臨場感タップリであった。(原曲が分からなくお世辞にも上手いとは言えなかったが)

ご存知の方もいるかもしれないが、闘えサラリーマンは、若手サラリーマンがサービス残業も厭わないで、自ら身を粉にして働き、社会、会社のストレスを酒で無理矢理流し込んで、いい意味で粋がっている歌である。

象徴的な歌詞は、「会社は俺たちが支えいるんだ!」とぶちまけるところである。これを上司の前で歌えるくらいの気概があって、それを上司が苦笑いでも受け止められるくらいの器のある会社が増えるといいのだが。

若手サラリーマンの応援歌でもあるが、中年にもその活力、熱量は響いてくる。

歌詞の内容をそのまま真に受けたらブラック企業そのものだが、敢えて若者がブラックな部分も吸収しながら会社を背負って奮闘しているのだ!と主張しているところに、不覚にも頼もしく感じてしまったのである。

この歌を堂々と歌って、中年を唸らす事ができる若手サラリーマンはそういないと想像するが、先日の2人は見事歌い切っていた。

見た目は多少チャラいが、仕事はキッチリやるし、周りからも可愛がられるタイプ。

30才前後、だとおもうがその年齢の時、自分はどうだったのだろう?

中々こういう若者はいないが、これを書いていると何だか優秀な若者に対して嫉妬というか「そんなに人生うまく行かないぞ」のような醜い中年の嫉妬のような感情が出てきてしまう。恥ずかしい…

その業界の会合は、経営者が1/3、中年中間管理職が2/3くらいの割合であった。

経営者の方々は堂々としたもので、周りを気遣いしながらマイペースで宴会を楽しんでいる。

中年達は、顔見知りがいればお互いに時間を消費するために他愛もないどうでもいい話をしている。

顔見知りがいない場合は、自ら話し相手を探しに行くか、1人で時間が過ぎるのをひたすら待つかどちらかである。身の置き方が難しくて困る。

 

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