日々仕事をするという事は、会社から給料を貰うためであるが、まずはその会社が儲かっていなければ給料はでない。そして会社が儲かって、給料を十分に出すためにはコストを把握した上で、価格を設定して売り上げを上げていくしかないが、競争相手のいないブルーオーシャンな市場は少ない。基本的には経済活動の中で競合と争い、お客様にできるだけ高く販売するか薄利多売するかといった利害関係者の間で、利益の奪い合いをしている。
取引先との関係をどちらも利益の出る理想的な形であることをWIN-WINの関係と言ったりするが、これは非常にまれな事で、新しい発想があったり、イノベーション等があった時に限るからほとんどない。
つまり通常の取引とはどちらかの利益をどちらか取ることになるので、いつも仲良く楽しくという訳にはいかない。
そして人間同士なのでコミュニケーションが足りず揉める事もあるし、初めからけんか腰に衝突する事もある。
いかにこの利害関係を超えても、円滑に取引を継続する事が会社員に求められる。
ここに営業の醍醐味があるのだが、相手が人間であるし状況は常に変化するため、その都度のオーダーメイドの対処方法が必要である。
諸先輩方の見本を参考にしながら、試行錯誤を繰り返して、都度解決し、経験値を積み重ねレベルアップを図ることが肝要である。