会社員だと夜二次会でスナックやクラブに行くことがある。クラブとは広義のとらえ方では運動クラブも入るくらいいろんな意味があるが、いわゆる女性が接待してくれる高級な感じがするクラブのことである。
このような「クラブ」は価格帯が驚くほどはっきりしておらず、ピンキリの価格でお店や女性の質が大きく異なる。またぐるなびやネットに飲食店のような詳細情報が出ていないのでお店の雰囲気が非常にわかりづらい。
そしていきなり一見さんではなかなか行きづらく、先輩社員から引き継いだり、誰かの紹介とか、お店のキャスト(お姉さま)が店を移った時に一緒に移ったりなどで、その店に通い出す理由は普通のお店とは大きく異なる。
更にそのお店に通う場合、会社としての法人利用か個人の個人目的に分かれる。
法人利用の場合は、社内接待・社外接待が目的で、接待対象者に粗相がないような「おもてなし」や「ホスピタリティー」が求められる。「おもてなし」や「ホスピタリティー」はほとんどキャストに依存されるため、お店の中でもそれなりの立場の人が、求めるレベルにないと厳しい。
つまり少しくらいかわいくて愛想のあるキャストが1,2人いても対応が難しい。彼女らを束ねる「ママ」や「チーママ」という存在が必要で、やってくるおじさん達の相手をどのように対応するかが彼女らの手腕にかかっている。会社と同じチームプレイでもあり、さらに各々のキャストのレベルも必要になってくる。
個人目的は言わずもがなの、お気に入りのキャスト目当てである。これはクラブだけでなくキャバクラの方が多いような気がするがクラブにも少なからずいる。
そして一番言いたいのが、この法人利用と個人目的が合致すると非常に幸せなことになるということである。
法人利用という会社の経費で、個人目的も果たせるのである。つまりそれなりの立場の会社員や役員さんはほぼ私的な理由でお店に通ったりするとこができるということである。
余談だが経費については、公的か私的かの区別は難しく、自営や家族経営の場合はかなりルーズなイメージがある。
とにかく夜の街のクラブ活動は男女とも欲の渦巻く空間で有り未だに手放しで楽しむことが出来ないのがなんとも残念なのである。