1.「野球の聖地」阪神甲子園球場
今年も高校野球はそれなりに盛り上がって大阪の高校が約3800校の頂点となった。高校球児、関係者は暑い中、色々な思いを胸に甲子園を目指し、甲子園に出場できた高校も一校を除いてた敗北をするという苦しい戦いを戦い抜いたのである。その原動力に敬服するばかりである。
阪神戦は何回か甲子園に見に行ったことがあるが高校野球は残念ながら見たことがない。今年こそはと思っていたが無料だった高校野球がどうやら今年から料金を取ることになったようだ。
更にバックネット裏の年間契約シートもシートを少し改善しただけだが、料金を上げてきた。
むやみに値段を上げてきたわけではなくて需要供給を考慮したマーケティングの結果、値段を上げてもそれなりの集客が望めるとの算段が付いた上での経営判断かと思う。野球好きには困った話だろうが、それでも好きだから見に行くのだろうが、単純な値上げでは納得はいかないだろう。
この甲子園球場だがすぐ横に国道43号線と阪神高速が走っている。そのため遠目から甲子園の正面を見ようとすると43号線と阪神高速が邪魔になるのである。
←高架下に球場の1階部分が見える。
球場の目の前に来てようやく例の蔦の張った「阪神甲子園球場」の文字が見えるのである。
←目の前に来て、見上げてやっと見える。
ネットでは阪神高速や43号線が邪魔である記事は見当たらない。おそらく昔からの風景なので違和感を感じないのかもしれないが、自分としては目の前に道路があって、残念な光景である。
「野球の聖地」と言われる場所なのに・・。
2.東海道(国道一号線)のスタート 「日本橋」
甲子園と同様に景観の問題を抱えているのが東京の日本橋である。大阪にも日本橋はあるが、東京の日本橋のことである。こちらはあの「東海道」国道1号線のスタート地点である。
首都高速に「日本橋」の看板が・・・。
写真の通り、首都高速に「日本橋」と記載されている。これだと首都高速を「日本橋」と勘違いしそうだが、その下にかかっているのが「日本橋」である。こんな間違いもしてしまうし、それよりなにより日本橋自体が完全に高速の下に位置している。
東京オリンピック後2020年以降に数千億円をかけて首都高速を地下に移動させて、日本橋の上空を取り戻すと言った動きがあるようだ。確かに大阪も市内を走る高速のために上空が制限させていて暗くなっているところが各所にある。
日本橋にどれだけの歴史的、建造物としての価値があるかは別にして、高速道路が上空を制限しているのは間違いない。
一方、この首都高速こそが近代日本の景観であるとの主張もあって、あえてこの首都高速を残すべきとの考えもweb上に出ている。どちらの主張もあると思うので議論をする場を設けてくれればいいと思う。
自分は上空を広くほしい方なので、バランスを考えながら首都高速は地下でいいと思うが。