中年の欲望 人間の欲望とシンギュラリティー(技術的特異点)

人類はすごい勢いで進化してきて、便利な道具を開発して生活水準を飛躍的に向上させてきた。

産業革命などを経て産業は細分化されて生活必需品である衣食住だけでなく、電化製品、車、携帯なども価格差はあるが購入できる状態になってきている。

しかし産業や技術が細分化されたことで、複雑化された多様な製品の構造が全然分からなくて、勝手に心配している。

例えばテレビはブラウン管から液晶に切り替わったが、そもそもブラウン管に映像が映る仕組みを正確には知らない。テレビ塔から電波が発せられてそれを自宅のアンテナが受信して四角い画面に動く画像が映し出される仕組みを本当は知るべきなのではないかと思う。

また日頃大変お世話になっているエアコンや冷蔵庫の「熱交換」の仕組みもよく理解できないくらいである。携帯電話しかり、車の仕組み、高層ビルの仕組みなどなど、芸能ニュースを見ているよりこういった物事の仕組みや社会の仕組みをもっと理解しておくべきなのではないかと思っている。

これは自分のSF映画の見過ぎで、将来なにかの理由で文明が崩壊した時に、文明を再生するときのための知識として知っておいたほうがいいと妄想しているだけかもしれない。

とにかく過去の知恵知識を積み上げてきたいまの便利生活は維持発展していく必要があるが、一方どこまで人類は便利生活や欲望を増長させて更に発展しようとしているのだろうか。

最近「人口知能」に少し興味があってNHKの特番を録画してみたりgoogle先生に教えてもらっているが、人類の最後の発明は「人口知能」ではないかとの話がある。

これは高度な「人口知能」が人間の脳を超えるシンギュラリティー(技術的特異点)が起きるためということらしい。シンギュラリティー(なんかカッコいい言葉)が起きた時に加速度的にすべての技術や仕組みが最終ゴールに達するのではないだろうか。

自分なりに解釈すると、人間の脳を超える高度な「人口知能」がさらに高度な「人口知能」を開発し続けることが可能になるということで、最終的にどのような「人口知能」となるか分からないが、すべての事象を理解した「神」のような存在が出来上がるのではないだろうか。

シンギュラリティーが2045年には実現するというが、根拠がまったく分からない。2100年くらいには銀河鉄道999のアンドロメダ?ように機械が支配する星になってしまうのだろうか。

とにかく人工知能が高度な人工知能を開発し続けるというホラーのような怖さが、想像力を膨らませる。

人工知能が人間の脳を超える前に何がアラームを発してもらってシンギュラリティーを起こすかどうかは人間の手に委ねて議論すべき重要な事項かと思う。GAFAのような一企業が独自で進めてしまったらどうしようもないが。

しかし中年の危機の自分にはとにかく今の会社に縛られる人生を脱出できのであれば、人口知能の開発は大大歓迎であり、即時に開発してほしいのである。

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