中年 ゴルフが上達しない理由

会社員になってゴルフを始めて20年以上。残念な事に2019年現時点、始めた頃とほとんどスコアが変わらず、プレーする度に自己嫌悪に陥っている。

初ラウンドは入社してすぐで会社の先輩に誘われてプレーをした。その時はルールも分からずスコアは130くらいだったと記憶しているが、おそらくは初心者ということもあり同じパーティーの人が気を使ってくれた。

打ちやすいところにリプレイスしたり、空振りをノーカウントにしてくれたり配慮してくれた結果130というスコアだったと思う。今思えば感謝であるが、この配慮が上達の妨げの原因の一つなのである。

ゴルフ始めた当初は3,4回/年だったと思うが、特に面白いとも辛いとも思わず、受動的「やらされ感」でなんとなく参加してプレーしていた。そんなにひどいスコアでもなかったので「こんなもんかな」という今思えば上から目線で、そのうち上手くなって100は切れるだろうとタカをくくっていた。

数年経って回数を重ねても重ねてもなぜか一向にうまくならない。ラウンド回数が少ないのと、練習をちゃんとしていないことが原因かと思っていたが、おそらくゴルフを甘く見ていたことが本当の原因なのではないかと気が付いた。

つまり最初のラウンドでそこそこのスコアがでてしまったことで、このスポーツはチョロいと思ってしまったのである。それ以降は時々打ちっ放しに行ったり、ゴルフ雑誌を読んだりはするが、真剣に継続的には取り組んでいないのである。

更には先輩でもへたっぴな人もいて、30代までは優越感にいることが多かった。

しかし40代に入り、年下の連中の比率が増えてきて明かに自分より上手でスコアの良いのが出てきた。最初は悔しいと思ったが、すぐにあきらめて現実を直視しなかった。

小学校の時にいた足の速いやつと一緒である。もともと足の速いやつはいる。才能なのか生まれつきなのか。そういう連中と競ってもしょうがない。自分は自分のできる範囲でやるしかないと勝手に自分に制限をつけるのである。

しかし気になるので、なぜうまくなったのか本人に聞くのは癪に障るので周りの連中に聞くとスクールに通ったり、色々勉強しているらしい。そこそこの努力をしているのである。

本当にへたくそや奴が、努力して練習して上達するなんてとてもいい話であるが、自分よりうまくなるのは嫌なのである。とんでもないわがままであるが、仕方ない。悔しいなら自分も真剣に取り組んで上手になるしかないのであるが、努力はしたくない。なんとか最小限の努力で上手にならないものか。

才能の差異があると思いあきらめの境地にたどり着いたり、逆に最小限の力で上手になりたいと思ったりと右往左往である。いかに自分にポリシーや軸がないかというのが分かってしまいそれがさらにへこむ原因ともあるのである

会社員みんながゴルフを好きなわけではなく、先輩の中にはひどいスコア(150くらい)を叩いて怒りに任せて帰宅後ゴルフクラブを折ってしまった人もいる。

もしかしたら自分はゴルフが合わないのかもしれない。しかし今は業務上プレーせざるを得ないので少しでの上手になれればいいと思う。

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