出張で何回かタイに出張した事がある。
首都のバンコクは東南アジア独特のごちゃごちゃ感満載であるが、高層ビルも多く、電車も整備されていて近代都市へ変貌している最中である。
先進国との対比でいくと発展途上であるが、少し見学したがアジアらしい魔窟の様な、九龍城のような歓楽街がすごい勢いと熱気であった。
VHSやDVDやインターネットが発達したのはいわゆる「エロ」の力、モチベーションが相当あったと言われているが、これらはエロを擬似的に体験する為の方法であり、バーチャルである。
しかしタイやフィリピン、インドネシアなど限られた国しか行っていないが、ディープな歓楽街の「エロ」の「生」の現場のパワーは半端ではない。
需要と供給が見事にぶつかり合う現場なのである。
需要サイドは、欲しい物を手に入れる為に貪欲に調査して価格交渉する。当然それまでには汗水流してお金を稼ぐことが必要である。
一方供給サイドは、欲しいと思われる様にキレイにする。価格交渉は危険もあるのでだいたいはあやしい仲介が入る事になるがちゃんとしたところであればそれなりの金銭を受け取る。
簡単に言うと男の性欲に端を発する秘め事が巨大なビジネスになっている。
商品が人間なので、商品を入手する必要もあり場合によっては無理矢理入手することから「人身売買」と言う恐ろしい犯罪が身近にあるビジネスでもある。
「人身売買」と言う不幸な犯罪をなくす為と費用対効果の面からも将来的には、ロボットが代替商品として主力になると思われるので早急な開発が必要である。すごいビッグビジネスなのだろうな。
ところでタイの話で思い出したが、タイの既婚男性、ダンナは全然マジメに働かないらしい。
これは暑い気候のため気持ちが緩みがちで昼間外で木陰で休んでいても、上からフルーツが落ちてきてなんとか食っていけるからだそうた。
なんとも平和で和ませてくれる話しである。
日本のまじめ働きアリ社畜とは随分異なる。
しかし流石に奥さんは、ダンナの姿を見て現実的にこれはマズイということでまじめに働き出すようだ。
流石に現場作業員は男性の方が多いが、事務所で働く比率は男性2割、女性8割との事である。
会社サイドも女性の方がまじめなので男性のホワイトカラーなどいらないのかもしれない。