中年 出張時のアンニュイな気分

国内で関東と関西を行き来する出張が月に数回ある。
新幹線が多く、通常2時間以上の移動となり有意義な時間が過ごせると乗車前は毎度思うが、結局はほとんどが睡眠となってしまう。

その時の状態によるが、スマホの見ながら不用意な姿勢で寝てしまうと、30代前半からコリのひどい、首と肩に負担がかかって起きたときに異常なコリと痛みを感じることがある。

そこにアルコールが入っている時は更に悪化することが多く、しかも頭痛がついてくるので
しばらくは自己流マはりにッサージを頭から首にかけて行う必要がある。本気の自己流マッサージは変な運動に見えると思うので家でしかできないので回復がイマイチだが。

しかし新幹線で寝るときの姿勢によっては、コリや痛みがほとんど感じないことがある。コツ簡単で、深く座るのと、左右のバランスをとってどちらかに左右に傾かないようにするだけである。

やはり人間バランスが大事で、どこか一ヵ所に負担がかかってはいけないのである。だらしなくお尻を下にずらして座ると腰に負担がかかるし、左右バランスが悪いと負担がどちらかに集中してしまいよくない。

ところで乗車前によく思うことは、駅などで移動している人の中でこれから新幹線で長距離移動する人がどれだけいるのだろうか?ということである。

国内外かかわらず、移動する前後はアンニュイ(古い?)になることが多く、同じように移動する人を無意識に探しながら、自分が遠くに移動する(移動してきた)ことを何となく自慢しながら、理解してほしい気持ちに憑りつかれてしまうのだ。

特に過去に住んだことのある都市や勤務した場所などが近づくと特にその思いが募って、過去へ現実逃避したくなるのである。

今の環境も世間的に見ればかなり恵まれてて、自分の努力に比べれば感謝すべき状態にあると言えるのだが、やはりこれが中年の危機なのかもしれない。

自分の立ち位置に確固とする自信が持てないし、このままの延長線上に自分の求めていたものがあるとは思えない。
サラリーマンという安定に対する対価として、時間と自由を奪われているこの状況を継続する気合が少なくなっているし、これをすぐさま断ち切る勇気もない。だた日々を過ごし、人生を消費している。どうしたものか。

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