中年 不機嫌マンへの対処方法と上機嫌にいることのメリット

職場や取引先になぜか常に不機嫌な人がいる。

何か話かけたり、依頼しても面倒くさがってなんとか仕事を回避しようとするのである。そもそも電話を掛けた時にも出だしの声が暗いからこっちも暗くなる。

この人は元々根暗な人なのであろうか?それとも何か嫌なことがあって後天的に不機嫌マンになってしまったのであろうか。はっきり言うとどちらでもいいが、とにかく不機嫌マンとは仕事をしたくないし、職場、取引先に人間はみんな関わりたくないと思っているのである。

そんな状況ではあるが意外と拾う神もいて、そんな困った不機嫌マンとコミュニケーションを取る同じような困った人間がいるのでまったくの孤独というわけでもないのが残念である。

この不機嫌マンが50代後半で人事権に影響のない閑職にいる人間なら影響は比較的少ないが、それでも同じ職場にはいて欲しくない。もしこの不機嫌マンが自分の上司や取引先の窓口になってしまったらどうであろうか。

①なんとかその不機嫌マンのくすぐりポイントを見つける。

②不機嫌マンの苦手な人を見つけて、コツを覚える。

③不機嫌マンと仲のいい人間と仲良くするかコツを覚える。

④不機嫌マンと接触しない方法を考える。

どれも現実的でない。そもそもこの不機嫌マンになんで自分が神経と時間を割かなければならないのか?と感じてしまうし、不毛な時間である。上司、同僚に相談しても「会社組織で働くとは色々な人間と一緒に働くということなのだよ」と一蹴されて終わり。しかしそんなことを言う昭和のサラリーマンにも弱点はあるし、彼らの行動の結果現在の状況が構築されているので多少は責任を感じてほしいものである。

最近は、この不機嫌マンより実害が分かりやすいパワハラ上司が話題になることが多いが、この不機嫌マンの弊害もかなり大きいと思われる。これは会社組織でのチームワークに関係するからである。

仕事をする上で情報→判断となるため情報量が少ないと判断基準の設定やオプションが少なくなるため、判断が間違う可能性が高くなる。

しかし不機嫌マンはコミュニケーションを取ることが少なく、情報量が少ない。その少ない情報の中で判断しようとするから偏った考え方になるのである。当然周りの人間との意見も異なってくるが、不機嫌マンなのでみんなあまり意見を言いたくないし、関係したくないので、意外と不機嫌マンの意見が通ってしまうことがある。

このようなみんなが不幸になるような間違った結論や判断がこの不機嫌マンのために起こる可能性があるのである。ひどく不幸な事になる前に、方向が修正されることもあるが、関係する人間は不機嫌マンの顔色を見ながら仕事をするという非常によくない忖度業務を強いられるということになるのである。

全力!脱力タイムズに出演されている齋藤教授が、雑誌で上司は常に上機嫌でいるべきであると書かれていた。これは周りがハッピーになって変な忖度をしなくなるだけでなく、気軽にコミュニケーションを取ることで業務が円滑に回るという効果もあるのである。

自分も気が付くと仕事の波に重れそうなときは、不機嫌になっていることもあるので、できるだけニコニコして機嫌をようするようにしよう。昭和の会社員は不機嫌にならないように職場の雰囲気をよくするためにおしゃべりしたりおやじギャグを言っていたりしたのだろうか。多少見習うこともありそうだ。

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