時々夜のネオン街に出動しておじさんのクラブ活動をしている。決して決して個人で楽しんでいる訳ではなく、仕事の延長だし社内外接待として活動してるのである。
本当にそんなに入れ込んでいる訳ではないし、社内外の関係者がいるかもしれないので、時々店内の様子を見てたりする。本当に高級インテリアを使用している場合もあるがとにかく豪華風にしている店内の非日常感もあり、店内に入る時は、異空間に来たような違和感を感じる事がある。(人によってはとてつもないワクワク感を感じるようだが)
店内はキャストもお客も様々なジャンルの人がいるが、この手の店は男性と女性の性(エッチな意味ではなく)を対象とした特殊な空間である。女性はきれいに着飾って女性であることを売りにしているし、その女性と隣に座って至近距離で一緒にお酒を飲んで話をしたいとい男性がいて成り立っている商売である。つまりお金を支払う男性のなにかの欲求(女性と話したい→仲良くなりたい→性的関係になりたい)を満たすことが一番の目的となっている。しかも安くない費用が発生するこの手の商売は、流行りすたりもあるがかなり昔から存在していたと思われる。各地方にこのような繁華街は存在していて、北はすすきの、南は天神・中州、関東だと銀座、新宿歌舞伎町、六本木、横浜。関西だと北新地、道頓堀、難波、三ノ宮。(もっともっとありますが)
ところでこのキャストは昼間の会社生活ではとても会わないような綺麗な人や、完全キャラで頑張っているような見た目重視でない人がいたり、お母さんのようなホスピタリティバッチリな人がいたりと様々である。
お店では店長のような役割の人を「ママ」と呼ぶので、このお母さんのようなホスピタリティーを求めるというのも大きな要素なのかもしれない。この「ママ」は働いているキャストにとっても怖くて、やさしい「ママ」なのだろうけど・・。
ところで本当にどのようないきさつでこの仕事?と思ってしまうがきっかけは意外と大した事なく、友達の紹介やバイト感覚、綺麗な服を着たいなど。確かに裕福でない人ももちろんいるがが、いまだに親の借金のかたに売られてきたみたいなはまだ出会っていない。でも裕福に見える日本でも貧困層がいるとのことでこう言う商売やもっときわどい商売には厳しい環境の人もいるのかと思うとなんだか心苦しい。