中年 「自分に優しく、他人に・・」の正解

社会人目線かと思うが世論は意外や「自分に厳しく他人にも厳しい」が支持されている。

綺麗事が大半で意識高い系の方々のご意見だと思うが、自分に厳しい人は仕事ができるし、尊敬に値する人間らしい。そんな人なら他人に厳しくしても納得感が高くなるとのこと。

しかしこの他人に厳しくする基準が人によってかなり異なる。

体育会系を標榜する組織体であれば、先輩は当然叱咤激励するし、後輩は厳しく叱咤されている事に慣れている。その後輩も先輩になったとたん同じように後輩に厳しくすることが当然できて文化として根付いている。

このような人たちの多くいる業界は世のすべてに当てはまる訳ではないと思うがテレビ等マスコミ系、一部証券会社、一部総合商社などが当てはまりそうなイメージである。いわゆるブラック系企業と思われるが、採用されて働いている人たちがある程度頑丈にできているので厳しくてもあまり問題にならなかったのである。

しかし文化系一般市民からすると叱責される事など普段の生活に組め込まれていないため、イキナリ厳しくされると自律神経が震えるくらい動揺するし動悸も激しくなり、下手すると手足が震える事になる。

会社という閉鎖的な場所は、ある程度長い期間同じ空間にいるためお互いの特性、性格を把握した上でオーダーメイドの指導をしていくため、叱責するとブルブル震えるほど臆病な人間にはそれなりに優しい対応をしていくことができる。

いずれにしてもそういう比較的弱い人間は、厳しくされたくないが、意外や意外、ストレスフルになると他人に厳しくしてしまうこともある。簡単に言うとストレス耐性が低いため、ストレスをそのまま下の人間にぶつけてしまったりするのである。

他人に「優しく」か「厳しく」は 最終的にはその人の他人との距離感の基準の持ち方が重要になると思っている。

色々パターンはあるが、普通は部下などで、将来重要なポジションについて欲しいと成長を願う相手に対しては厳しく接する事になる。自分の子供に対して自立して欲しくてしっかりして欲しいとの親心に近い感情かもしれない。

一方、特に興味がなく仕事でも一時的な関係である場合は、その相手が今後どうなろうと知った事ではないので色々教える必要性も感じないので厳しく接する事もない。無関心ということである。

しかしいまだに後先考えずに八つ当たり的に厳しく接する人間も結構いるので注意が必要であるが。

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